「居場所」づくりに取り組む人たちの事例に学ぶ『居場所サミットin神戸』が8月27日(日)におこなわれ、会場とオンラインあわせて約100名の参加がありました。
私たち東神戸病院は「生活支援病院」「連携推進病院」をミッションに、医療活動とともに患者さんの健康とウェルビーイングの改善につながる解決策を自ら見出すことを支援するひとつとして、東神戸医療互助組合の活動や地域の居場所とつながりながら活動をおこなっている中で、今回も企画・運営に参加させていただきました。
今回のサミットのテーマは、「アフターコロナの地域と居場所」~コアメンバーや利用者を増やす工夫~。第1部は事例紹介、第2部はグループワークをおこない、コロナ禍のような非常事態でも継続・発展する居場所の条件、特に居場所に関わる「人」(コアメンバー、利用者)を増やす工夫について参加者全員でアイディア出し合いました。
新型コロナウイルス感染症が第5類となったとはいえ、ウイルスが弱毒化したり無くなったわけではありません。そうした社会の中で「住民交流をどう確保していくのか」という課題に対して、居場所運営者間で情報共有を活発化させ互いに補完し合い・発展していく重要性を学ぶことが出来ました。
人との交流、社会参加は要介護等リスクを減少することが明らかになっていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で、閉じこもりや日常活動の低下が起こり要介護等のリスクが高まってしまいます。私たち東神戸病院は引き続き地域の居場所を支援し、様々な団体と情報共有・交流を積極的に行ないながら皆さまの健康と幸せに寄与出来ればと思います。
東神戸病院 才田 靖人