⾼齢化と格差が進む中、医療においては、「機能分化」と「地域」が重要なキーワードになると思います。東神⼾病院はここ1年間かけて『医療構想』を確⽴しました。私たちのミッション(役割)は「⽣活⽀援病院」「連携推進病院」です。いろんな連携を作りながら、「ここに住む⽅々が、最期までその⼈らしく⽣きることを⽀援する」・・そして、「ここに住んでいて良かったと⾔える」・・そんな病院を⽬指したいと思います。しかし、現実には、東神⼾病院の連携はまだまだ不⼗分です。今後は、「顔の⾒える連携」から「腹の⾒える連携」へ、いろんな形で病院を利⽤していただけるような強い連携を作っていきたいと思います。
また東神⼾病院は建物が⽼朽化しており、リニューアルは待ったなしです。リニューアルは医療構想をさらに進めるための⼤きな機会としてとらえ、できるだけ早い時期に実現したいと考えています。 「医療構想の具体化」、「リニューアルの実現」、この2つの課題は職員と共同組織(互助組合)のみなさんと⼀体感を持って進めていきたいと思います。職員にとって、患者さんにとって、そして「互助組合」の皆さんにとって、東神⼾病院は「私の病院」と⼼から感じられるような・・そんな病院になること。また、地域の医療・介護に関わる⽅々から、信頼していただける・・本当の連携を築いていくこと。これも、重要なことだと思います。
院⻑は、どっしりと構えているイメージが強いですが、そのイメージとは程遠い私です。いろんな⽅に⽀えていただきながら私⾃⾝進化していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2008年3⽉28⽇
私たちは、地域にとって、なくてはならない病院でありたいと考えます。
私たちは、⼊院病床(166床)を地域の財産と考え有効に活⽤します。そして、急性期〜亜急性期〜慢性期の⼊院医療および外来医療などを通じて、また在宅医療や他の医療機関との連携を重視しつつ、⽇常的な患者様の主治医機能を果たせることを最重点として医療活動に取り組みます。
緩和ケア医療では、連携を重視しつつ、⼊院のみならず在宅医療にも⼒をいれます。⼜、病気の早期発⾒・治療に結びつく健診・予防活動にも⼒を⼊れます。
救急医療の分野では、⽇常的な通院患者様や在宅患者様だけでなく、地域からの要望に応え神⼾市における救急医療の⼀翼をにないます。しかし、この活動は他の医療機関との医療連携を重視して⾏います。
私たちは、地域を知り、医療互助組合と「共に歩むパートナー」として共同の営みの医療を進みます。
さらに広く医療・福祉にかかわる相談活動に⼒を⼊れ、⼈権意識を養い平和・憲法を守り⽣かす活動も強めます。
これらの活動を通じて、医療や福祉が⼗分に受けられ安⼼して住み続けられる地域つくりに参画してゆきます。
2008年5⽉15⽇
人が人としてその人格や価値観などが尊重され、いかなる差別も受けることなく、適切な医療を安全かつ公平に受ける権利があります。 当院では、以下の項目を患者の権利として定め、患者さまとともにこれを守ることに病院全体として努力していきます。
自分の病気、症状(検査の結果を含む)、予後(病気の見込み)、診療計画、処置や手術(選択の理由、その内容)、薬の名前や作用・副作用、必要な費用などについて、わかりやすい言葉で、説明と情報を受ける権利があります。また、患者さまが受けている医療について詳しく知るために、カルテなどの診療記録の開示を求める権利があります。
検査や治療方法などについて十分に説明を受け納得したうえで、自分の意思で決定する権利があります。また、診断や治療方法について自己決定するために、他の医療機関の医師の意見を求める権利があります(セカンドオピニオン)。
病名、検査所見、治療方法、今後の見通しなど患者さまの診療情報は厳密に保護される必要があります。また、プライバシーが不用意に他人にさらされたり乱されない権利があります。
病気やその療養方法について学習することおよび健康教育を受ける権利があります。 病院では、さまざまな健康教室や講演会を開催し学習する場の提供をおこないます。
2018年5月
神戸健康共和会は、個人情報を取り扱う事業者としての責務を自覚し、社会的役割を果たして
いきます。
私たちの事業に関わる個人情報は、心身の状況にふれるものであり、これまで以上にプライバシ-の保護などにおいて特段の配慮がされなければなりません。
私たちは、基本的人権の尊重・擁護を何よりも重視してきたものとして、個人情報の適切な保護のために、本方針を定め運用します。
1 .個人情報の取得・利用・提供に関しては、神戸健康共和会の事業と活動にふさわしい利用目的と範囲を明確にし、適切に取り扱います。
2 .個人情報への不正なアクセス、紛失、破損、改ざん及び漏洩などが発生しない安全確実な業務を確立します。
3 .外部委託業務に関しても個人情報が適切に取り扱われるように、当該委託業者との間で委託契約を交わします。
4 .個人情報の第3者への譲渡・提供を本人の同意なく行うことは、原則として致しません。
5 .事業活動への利用者の主体的参画を育むとともに、医療や介護に関する大切な情報をわかりやすく本人に提供し説明します。開示、訂正などの請求には、誠意をもって対応します。
そのために、法令を遵守し、個人情報を保護するためのマネージメントシステムを定め、
継続的な改善を図ります。すべての職員に本方針を周知し、印刷物やホームページ等を通じて
広く公表します。
2018年5月