東神戸病院は、東神戸互助組合ともに取り組んできた地域での健康作り活動は以前から重視してきましたが、HPHの加盟を契機にさらに積極的に推進していきたいと考えています。
東神戸病院の西向いにある「健康のひろば」も活用し、患者さま、地域の方、職員それぞれの健康づくりの支援を通して健康なまちづくりに貢献していきます。
私たち東神戸病院の役割は、「生活支援病院」「連携推進病院」です。
様々な連携を作りながら、「地域の方々が、最期まで“その人らしく生きること”を支援する」、そして、「ここに住んでいて良かったと言える」、そんな地域の病院を目指して活動しています。
ヘルスプロモーションの概念を活かすことで、患者さまのそして地域の方々の健康生活の向上を促進させ、『住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられる』お手伝いが出来ればと考えています。
* ヘルスプロモーション =
自らの健康を決定づける要因を、自らよりよくコントロールできるようにしていくこと
初診で来られる外来患者を対象に「運動」「栄養」「喫煙」「飲酒」「経済状況」の5項目について問診活動を進めています。SDH(=健康の社会的決定要因)の視点を持って、患者さまの健康増進に結び付けるため、健康を害する要因が見つかった患者さまに対しては、「健康増進NEWS」を配布し情報提供をおこなっています。また、様々な地域活動拠点につなぐことで、健康への取り組みを進め、地域全体で健康維持・増進に寄与していきます。
地域の方々の孤立を防ぐ活動を東神戸医療互助組合員と協同でおこなっています。「病院ニュース・健康ニュース」手配り活動では、病院職員も定期的に地域に出かけ、医療互助組合員宅を訪問し、できる限りインターホンを鳴らし会話をおこない、健康状態や生活上の困りごとが無いかなど、一人ひとりとの対話を大切につながりをつくり“孤立しない”取り組んでいます。地域チームで作成した東神戸医療互助組合の様々な活動内容がまとめられた「居場所MAP」を活用し、一人で自宅に籠らず、地域に出かけるきっかけづくりもあわせておこなっています。
職員チームは、病院で働く職員の健康づくりや健康改善に取り組んでいます。 具体的には職場の健康リスクを軽減し、働きがいのある職場づくりを目標にオリジナル「HPH体操」を朝礼や会議などでおこない健康づくりに取り組んでいます。「職員健康診断」の結果をもとに、健康改善に向けた取り組みも進めています。今後は、「万歩計を装着して歩くこと」「階段に消費カロリーを表示したラベルの貼付による階段利用の促進」をなどの実践出来ればと考えています。