診察室の診療だけで解決の難しいケースについて、医師、看護師、ケースワーカー、事務職員などがチームで診療の進め⽅や取り組みについて話し合い、最善の治療について意⾒交換をしています。
「最近病院で⾒かけないな?」、「予約をしているのに来ていないな?」そんな時、安否を確認するためご連絡させていただくことがあります。
「いつもの診察に⾒えられていませんが、どうされていますか?」
こうしたこだわりが、患者様の命と健康を守ることにつながります。
「毎⽉薬をもらっているから⼤丈夫。」…? いえいえ、薬だけでは健康が守られているとは限りません。つい忘れてしまっている健康チェックはないか?薬の副作⽤は点検されているか?本来の病気以外に問題となっているところはないか?診察室でのチェック、検査室でのチェックをはじめとして、⼼臓病や糖尿病等、多職種でつくっているいろいろなグループが、こうした点検作業を舞台裏でも⾏っています。
「介護保険の事が分からない。」「こんな書類が送ってきた。」→ ご⼼配なく。診察室から担当者にしっかり誘導させていただきます。
東神⼾病院は、東神⼾医療互助組合という患者様の互助組織と共同で、地域の健康を守る活動を進めています。皆様のご協⼒で導⼊した64列CTスキャンに次いで、2012年春にはMRIの新規更新を予定しています。MRIによる脳卒中の早期診断、検診、様々ながん検診への利⽤など、地域のいのちと健康を守るための様々な活動に取り組んでいきます。
予防から介護まで、私たち東神⼾病院内科では、ここ東神⼾地域の気さくな主治医として皆様をお迎えします。どうぞお気軽に声をおかけ下さい。 (内科科⻑:⾼島典宏)
担当医:遠⼭治彦
循環器は⼼筋梗塞や⼤動脈解離に代表されるような救急疾患から、⾼⾎圧、⾼脂⾎症などの慢性疾患管理、⼼臓の治療後のフォローやリハビリテーションなどいろいろな側⾯があります。
当院は⼼臓カテーテル検査や⼼臓⾎管外科もありません。緊急性の⾼い循環器の疾患、放っておくと重⼤な結果を招く恐れのある疾患を、適切に診断し⾼次医療機関との連携をとっていくことが重要となります。もちろん予防のための⾼⾎圧や⾼脂⾎症管理などは重要であり、外来での⾼⾎圧教室や⾼脂⾎症外来も⾏っています。また虚⾎性⼼疾患(⼼筋梗塞や狭⼼症)の患者会(ハートクラブ)もあり、患者さんと職員が⼀緒になって楽しく病気と付き合うことも重視しています。
地域の医療機関と連携を重視しつつ、患者さんの主治医としての機能を発揮したいと思います。
永久ペースメーカー植え込み術
⼼エコー、経⾷道⼼エコー、トレッドミル、ホルター⼼電図、64列CTによる冠動脈CT、⾎圧脈波測定、
頸動脈エコー、下肢動静脈エコー、CT/MRIによる⾎管の評価
担当医:⼤槻智⼦
糖尿病診療においては、「⽣活に根ざして病気をみていく」という視点を⼤事に、単にその患者さんのデータだけをみるのではなく、病気を全⼈的にとらえ、その⽅のライフスタイルや価値観、QOL(クオリティー・オブ・ライフ;⽣活の質)に配慮した治療⽅針を⼼がけています。
外来診療では、常勤医・⾮常勤医合わせて週に複数単位の「糖尿病特診」を⾏っており、医師・看護師・管理栄養⼠・運動療法⼠などからなる、チームサポートによる療養指導を⾏っています。主に初診の⽅を対象とした「外来糖尿病教室」、当院の糖尿病患者会である「ふれあい会」との共催の「糖尿病学習会」など、患者さんの⾃⼰学習の⼀助となる取り組みも定期的に⾏っています。
⼊院診療では、糖尿病の検査(合併症・インスリン分泌機能など含む)を⾏い、療養に必要な知識のエッセンスを学ぶ「糖尿病評価⼊院(2泊3⽇コース)」、合併症・病状評価に加え、⾷事療法・運動療法の基礎をしっかりと学んでいただく「糖尿病教育⼊院(1週間コース)」を定期的に⾏っているほか、随時「⾎糖コントロール⼊院」「インスリン導⼊⼊院」「合併症治療⼊院(網膜症・透析期腎症を除く)」など、⾏っています。
◆ 「糖尿病教室」・「糖尿病教育入院」に関するご案内
◆ 受け入れ基幹病院対応リスト
糖尿病の病態・合併症の評価を⾏うための各種検査を⾏っております。
病態の評価としては、経⼝ブドウ糖負荷試験・内因性インスリン分泌検査(⾎清・尿中Cペプチド、グルカゴン負荷検査)などを⾏っています。⾎糖コントロールの指標であるHbA1c・GA(グリコアルブミン)・⾎糖値については、院内検査可能です。
合併症の検査としては、糖尿病の3⼤合併症である神経障害・網膜症・腎症を評価する⼿段として、神経伝導速度・⾃律神経⼼電図(⼼電図R-R間隔計測)・眼底カメラ・腎機能検査(尿中アルブミン・尿蛋⽩測定、GFR測定)などが可能です。
また、動脈硬化症の評価のため、⾎圧脈波・頸動脈エコー・安静時⼼電図ならびに運動負荷⼼電図(マスター⼼電図・トレッドミル負荷⼼電図)・ホルダー⼼電図・24時間⾎圧測定、冠動脈CT・頭部CT/MRI、腹部単純CTによる内臓脂肪量測定などの検査を⾏っております。
糖尿病患者会「ふれあい会」は、糖尿病患者さんどうしの親睦を深め、療養に役⽴つ知識や経験を交流しあう会として結成されました。本会は、⽇本糖尿病協会の兵庫県⽀部に所属しております。ふれあい会として、春のお花⾒ウォーキング、バス旅⾏(循環器患者会と合同)、学習会、調理実習、をウォークラリーなどの定例⾏事を⾏っており、多くの患者さんにご参加いただいております。
また、2011年2⽉に、成⼈発症1型糖尿病患者の会「Zaq-Balance〜ざっく・ばらん〜の会」も⽴ち上げました。こちらも、定例化めざして準備中です。
担当医:瀧本和雄
消化器内科は、腹痛、嘔吐、吐⾎、下⾎、⻩疸などの救急疾患から、胃炎、胃潰瘍、慢性肝炎、肝硬変、過敏性腸症候群などの慢性の良性の疾患。⾷道がん、胃がん、⼤腸がん、肝臓がん、すい臓がんなどの診断と⼀部治療を担当する幅広い分野です。
当院では緊急の検査として、胃カメラ、⼤腸カメラ、腹部CT、腹部エコーなどを随時⾏い、緊急の治療の必要のある病気を早く診断し、治療につないでいくように⼼がけています。
慢性の良性の病気に対しては、検査とともに、患者様と相談しながら継続的に治療するために、予約で診断を⾏っています。 がんの診断治療については、胃カメラ、⼤腸カメラ、腹部CT、腹部エコーを使⽤して、早期発⾒につとめています。検診についても、重視して毎年受けていただくようにおすすめしています。
内視鏡的⽌⾎術、内視鏡的胃瘻造設術、内視鏡的ポリープ切除術、
エコー下胆嚢ドレナージ術、エコー下胆管ドレナージ術、冠動脈塞栓術
⾺⽥、⼭⽥ 他