当院の北3階病棟(50床)を2016年10月より、地域包括ケア病棟として運用しております。
地域の方々の生活を支援する病院として、住み慣れた場所で長く生活していただくために、入院治療から外来・在宅医療までを様々な連携のもとに患者さまをサポートします。
急性期の治療を経過し病状が安定した患者さまで、すぐに在宅等へ復帰するには不安のある方に対して、復帰に向けたリハビリテーションや復帰支援(食事・排泄援助・清潔援助などの日常生活援助や退院後の社会資源の活用方法の説明等)をおこないます。 また、自宅や介護施設などで、発熱・脱水・負傷などによる重篤ではないが入院治療が望ましい場合には治療をおこなうことを目的とした病棟です。 ※重篤な方は急性期病棟への入院となります。
在宅あるいは介護福祉施設等に復帰予定で、主に次のような患者さんが対象です。
① 骨折・手術・肺炎等の急性期の入院治療により病状は改善したが、もう少し治療・経過観察等が必要な方。
② 入院治療により病状安定し、在宅復帰に向けたリハビリテーションが必要な方。
③ 在宅での療養準備が必要な方。
④ 在宅や介護施設で療養している方の急性増悪時。
⑤ 在宅で療養中に「介護者の休養」の為の一時入院(レスパイトケア)。
地域包括ケア病棟に入院された場合、入院費の計算方法は一般病棟とは異なり「地域包括ケア病棟入院料1」を算定いたします(投薬・注射・簡単な処置・検査・画像診断・リハビリテーション・医学管理料等の費用は含まれます)。
※病衣代、オムツ代など保険診療対象外の費用は含まれません。
※詳細をお知りになりたい方は、医療事務課(入院係)までお声掛けください。
地域包括ケア病棟へ入院された患者さまへは「在宅復帰支援計画」に基づいて、主治医をはじめ看護師、リハビリスタッフ、MSW等が協力し患者さまの在宅復帰に向けた準備や相談をおこなっていきます。
※ 病態に応じ入院期間は調整しますが、保険診療上最大60日までとなります。症状が安定しましたら、ご自宅・療養施設へ退院となります。
※ 病状の変化等により、集中的な治療が必要と判断された場合には、 一般病棟へ移動していただくことがございます。