
職員対談シリーズ:ケアのまなざし 仕事はちがっても、思いはひとつ
~医療事務×リハビリスタッフが語る「支えるということ」~
🩺 第1部 患者さんとの向き合い方
患者さんと出会う「最初の一言」。
それは、医療の始まりをつくる大切な瞬間です。
今回は、受付で患者さんを迎える医療事務課・吉延さんと、入院患者さんの回復を支えるリハビリテーション科・西土さんが、それぞれの現場で感じる“声かけ”や“寄り添い”について語り合いました。
西土(リハビリテーション科)
「受付での“最初の一言”って、患者さんの印象を左右しますよね。どんなことを意識して声をかけていますか?」
吉延(医療事務課)
「特別な言葉よりも、自然なあいさつを大切にしています。朝なら『おはようございます』、昼なら『こんにちは』と、患者さんの方から声をかけてくださることも多いんです。その明るさに助けられながら、同じ温度感で返すようにしています。意識しているのは“患者さんの気持ちに合わせること”。少しでも明るく、余裕をもって話しかけたいと思っています。」
吉延
「リハビリでは、言葉にならないサインをどう感じ取っていますか?」
西土
「入院中は、痛みや不安で前向きになれない方もおられます。だからこそ、表情や何気ない言葉から気持ちを感じ取るようにしています。“何か違うな”という小さな変化を見逃さないようにしています。」
“患者さんの気持ちに合わせる”という共通の姿勢。
言葉を超えた小さな気づきが、心に寄り添う医療の第一歩です。
💡 次回予告:第2部「チームで支えるということ」
異なる職種が協力して、一人の患者さんを支える――。
リスペクトと気づきが生む、東神戸病院らしいチーム医療のかたちを語ります。