皆さま。あけましておめでとうございます。第二次世界大戦終戦から80年、阪神淡路大震災から30年を迎えた2025年も終わり、あらたに2026年が始まりました。
昨年は東神戸病院では、いくつかの取り組みを開始しました。「東神戸病院オープン講座」は2024年11月にスタートしましたが、2か月に1回第3土曜日に開催することが定着しました。「熱中症調査」に初めて取り組みましたが、猛暑の中、クーラーをつけずに我慢されている方もおられました。経済的な状況や人とのつながりとクーラーの使用状況との関連も示唆され、あらためてSDH(健康の社会的決定要因)の存在を認識しました。また6年ぶりに開催された、「映画上映会」では100名を超える参加があり、映画鑑賞した後の「茶話会」でも多くの出会いがうまれました。
孤立や経済的な困難は、大きなSDHであり、それ自体が改善されなければ、本当の健康は得られないものと考えています。東神戸病院は、地域に開かれた、そして地域に溶け込んだ病院でありたいと思いますし、「地域全体が健康になること」を援助し、「地域から気楽に相談でき、気楽に立ち寄れる身近な病院」~コミュニティホスピタルを目指しています。東神戸病院の南に隣接して「東神戸医療互助組合会館」も昨年末にオープンしました。これは、神戸健康共和会の大切なパートナーの「東神戸医療互助組合」の大切な「コミュニティスペース」です。互助組合とも協力し、さらに、「地域を笑顔」にしていきたいと思います。
格差の拡大、新たな貧困の問題、世界で繰り返される紛争・戦争、そして気候危機など、大きな問題が横たわっています。微力であっても地域から・・それに対する活動を進めていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。