
2025年も、あと数時間となりました。私事ですが、前回のブログでお知らせしましたように、年末に入院となりました。 幸い後遺症もなく12月28日に退院となりました。(なったはず?というのも26日にブログを書いています)
2025年は、東神戸病院にとってどんな年だったのか振り返ってみたいと思います。
(1)経営的困難さ:いろんなところで報道されていますように、多くの医療機関が経営的に苦境に立たされています。東神戸病院も例外ではありません。そのため『地域医療を守れ』の署名にとりくんできました。国は来年の診療報酬改定で診療報酬をあげるとしたものの、本体部分で3.09%にすぎず、物価上昇には大きく乖離しています。このままでは、厳しさは大きく変わらず、引き続き『医療を守れ』の運動を継続することが必要でしょう。
(2)地域に開かれ、地域に出ていく活動:今年はこの活動に力を入れてきました。『東神戸病院オープン講座』は2ヶ月に1回の開催が定着しました。今までに7回開催しましたが、多くの方に参加していただいています。7〜8月にかけては熱中症調査を行い、経済的な問題が健康と深く関係があるというSDH(健康の社会的決定要因)を実感し、これにどう取り組むか?はこれからも課題です。また、9月21日には、6年ぶりとなる映画上映会を行いました。当日は100人を超える参加者があり上映会後の茶話会でも、いろいろと交流が広がりました。
(3)集団で考え、集団でつくる医療実践:今までもいろんな職種でのカンファレンスや学習会を行ってきました。2025年は、総回診のやり方を変えて、できるだけ医師全体で入院患者さん全体を把握するようにしました。また、あらたに社会的視点に目を向けたSDHカンファレンスも始まりました。
いろんな活動や運動は、振り返りと改善、継続が必要と考えています。来年も、引き続きよろしくお願いします。