
1/10は新春のつどいでした。追手門学院大学の田中正人教授による『~災害復興の本当の課題』と題した講演でした。
「誰のための政策か?」
「復興の主体は誰か?」
「誰」は・・当り前のことながら「被災者」です。
しかし、多くは被災者を置き去りにした「復興計画」が進められてきました。災害の直接死だけでなく、その後の生活・環境に起因する「災害関連死」が後を絶たないのはなぜなのか?
なぜ、日本の避難所はプライバシーもなく昔から進化していないのか?
これを聞きながら・・私は「ショックドクトリン」という言葉が頭に浮かびました。
ショックドクトリン~惨事便乗型資本主義、災害すらも金儲けの手段とすることをいいます。そして、講演の中で、当事者(被災者)の声は復興の中では「ノイズ」化されてきたと表現していました。つまり・・雑音ですね。
これに対し、「被災者の主体的実践に学ぶ」として、いくつかの事例が紹介されていました。熊本地震で34棟中31棟が全壊したが、日頃から防災訓練を行い全員救出した「西原村」の例などでした。こうした当事者の実践を「リソース」ととらえる政策へ転換することが必要だと・・その通りと思います。
「被災者の主体的実践」が成功しているところに共通しているのは、日頃から地域全体がコミュニティとして成り立っているということだと思いました。
はたして・・こうしたことは、コミュニティとしてのつながりが希薄な都市でも可能なのだろうか?やはり、東神戸病院が「コミュニティーホスピタル」を目指すことは、いろんな意味で重要ですね。
