
この数年、世界の情勢は異常としか言いようがありません。ロシアのウクライナ侵攻はまだ続いていますし、ガザ地区は現在非常に深刻な人道的危機にさらされています。2026年、年始早々(1月3日)には米国がベネゼエラを軍事侵攻しました。さらには、トランプ大統領は、グリーンランドの領有に意欲を見せたり、キューバへの圧力を強めたりしています。日本では、政府高官が「核を保有すべき」と発言し、高市首相の「台湾有事答弁」をきっかけに混乱を招いています。唯一の被爆国である日本は、「核兵器禁止条約」に反対の立場をとっています。世界的に見れば、「国際法」がないがしろにされ、日本国内を見れば「日本国憲法」がないがしろにされています。「新しい戦前」が現実味を帯びてきたとも思えてきます。
先日、「医の倫理と戦争」というドキュメント映画と、それに続くシンポジウムに参加しました。「731部隊」については、私たちの時もそうでしたが、医学教育で触れられることはありません。「731部隊」に中心的にかかわった医師たちは罪を償うことなく・・そして多くの人は、罪の意識もないまま、教授など社会的地位を得ていました。日本は、残念ながら、戦争犯罪を清算しないまま来たのです。(これは今の政治にも続いています)
90歳を超えるナチ犯罪者を今でも追いかけているドイツとの違いは大きいといわざるを得ません。
一人一人の命を大切にし、一人一人の生き方と向きあう医療と、人為的に大量の死亡者・傷病者を作り出す戦争とは相いれません。戦争反対の声をあげることが、まずまず重要になってきています。
総選挙の結果を見て・・
*731部隊:第二次世界大戦期の大日本帝国陸軍に存在した研究機関。指揮官であった石井四郎の苗字を取って石井部隊と通称された。
満洲に拠点を置き、兵士の感染症予防や、そのための衛生的な給水体制の研究を主任務とすると同時に、細菌戦に使用する生物兵器の研究・開発機関でもあった。そのために人体実験や、生物兵器実戦的使用を行っていたとされる。(wikipediaより要約)
森村誠一の「悪魔の飽食」は有名。