
5月23日土曜日 第39回EKCCを開催しました。これは、東神戸病院循環器サークルで、症例から循環器疾患を楽しく学ぼうという学習会です。
今回は5killer chest painの一つ、肺動脈血栓塞栓症についてで「忘れたころにやってくる~肺動脈血栓塞栓症」というお題でした。ちなみに5killer chest pain とは、死に至る可能性のある5つの疾患で「心筋梗塞」、「大動脈解離」、「肺動脈血栓塞栓症」、「緊張性気胸」、「食道破裂」のことです。
肺動脈血栓塞栓症は、私が研修医のころは珍しい疾患でしたが、増加しており年に数件は経験します。肺動脈血栓症と診断されて入院してくることもあれば、直ぐには診断がつかない場合や、別の疾患で入院中に発症する場合(院内発症)もあります。内科だけではなく、整形外科(特に術後)や、泌尿器、産婦人科、精神科・・すべての科で起こりうる疾患です。しかも、診断が速ければ治療が可能ですが、診断が遅れると命取りになることもあります(killer chest painたる所以です)。
だから、早く診断して早く治療を開始することが大切なのです。第1発見者は医師とは限りません。リハセラピストがリハビリ中に、「肩で息をする」「酸素飽和度が低い」などの異常に気が付き発見された例もあります。「患者の安全が優先される」・・このために、いろんな職種が意識を高め、職種を超えてコミュニケーションが取れることが大切なのです。
当日は、医師、看護師、リハセラピスト、検査技師、放射線技師、薬剤師、管理栄養士。事務課など病院の現スタッフに加え、病院OBの看護師さん、そして・・医学生も参加してくれました。
楽しく学びながら・・みんなで知識を高めてくことが、安全な医療を進めるうえで大切だと思っています。この会は2010年スタート、100回までは程遠いですが・・まず50回を目指して!